田舎人の書斎作ったり、試したり、書き留めたり。

田舎人、Rustに再挑戦する。

Rust再入門の一冊:『高効率言語 Rust 書きかた・作りかた』

公開

この記事は2022年に書いたものです。ソフトウェアのバージョンや配布状況など、いまとは異なる場合があります。

プログラミング言語のRustは、ここ数年で人気が高まっています。バグを徹底的に防ぐ安全な言語仕様でありながら、CやC++並みの速さで動くという、魅力的な言語です。

一方で、その安全性を支える仕様ゆえに、学ぶのが難しいとも言われています。業務で10年以上プログラムを書いてきて、いくつかの言語はそれなりに扱えるから大丈夫だろう。そう考えてRustの本を何冊か買って勉強を始めましたが、甘かったです。一度挫折しました。

どこでつまずいたか

所有権とは何か。なぜこちらの変数には&が付いて、あちらには付かないのか。構造体、トレイト。本の内容を何とか理解しようとしましたが、さっぱり分かりませんでした。仕事でRustを使わなくても困っていないのだから、と目をそらしたこともあります。

それでも、バグを生みにくく処理も速いというRustの魅力は、忘れられませんでした。

理解できるようになった本

一度くじけた私がRustを理解できるようになったのは、2022年に出た次の本を読んだからです。

振り返ると、最初に挫折したのは時期が悪かったのかもしれません。Rustの人気が高まるにつれて、分かりやすい本が少しずつ増えてきたのだと思います。

良かった点

それまでに買ったRustの本は2、3冊と多くはありませんが、そのどれよりも言語仕様の説明が分かりやすいと感じました。

サンプルコードも実務で使えそうな題材が多く、ほかの本より身近に感じられます。また、BMIやフィボナッチ数列といった入門書でおなじみの計算を、単純な計算、配列やベクターを使う方法、再帰を使う方法、構造体を使う方法と、何通りもの書き方で示してくれます。段階を追って理解できるのがありがたかったです。

この本で基本を押さえてから、以前挫折した本を開くと、驚くほど読めるようになっていました。一度くじけた方も、もう一度挑戦してみると道が開けるかもしれません。