田舎人の書斎作ったり、試したり、書き留めたり。

プログラミングの基礎を学んだあと、次に何をするか:雑誌で写経のすすめ

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この記事は2022年に書いたものです。ソフトウェアのバージョンや配布状況など、いまとは異なる場合があります。

「プログラミング言語の基礎は学んだけれど、次は何をすればいいですか」

仕事でプログラムを書いていることもあり、ときどきこう聞かれます。

最近は、副業のためにプログラミングを学び始める人が増えたように感じます。理由はどうあれ、プログラミングに興味を持つ人が増えるのは良いことだと思っています。

ただ、入門サイトで基礎を一通り学んだものの、その先で何をすればいいか分からない人は多いはずです。そこで行き詰まり、やめてしまう人も少なくないと思います。せっかく興味を持ったのにもったいないので、基礎を終えた人が次に何をすればいいか、私なりの考えを書いておきます。

自作より先に、雑誌を

基礎を終えた人には、「電卓やToDoアプリなど、すでにあるものを自分で作ってみよう」とよく言われます。一理ありますが、基礎を学んだばかりの段階で挑戦しても、なかなか完成までたどり着けません。ここで「自分には無理だ」と挫折する人も多いのではないでしょうか。

そこで私がすすめたいのが、プログラミング雑誌です。雑誌には毎号(あるいは隔月で)、面白い題材で、書き写せば確実に完成まで持っていけるサンプルコードが載っています。しかも、きれいに実装されたコードです。

この「きれいな実装」が大事な点です。ネットから拾ったサンプルをつぎはぎして作ると、初心者のコードはどうしても散らかりがちで、あとから変更が入ったらどうするのだろうと心配になるものになります。一方、雑誌のコードは人に読まれる前提で書かれ、出版前にチェックも受けているので、実装が整っています。中級者以上の人にとっても参考になると思います。

副業でも仕事でも、散らかったコードはバグが入りやすく、あとで問題を起こしがちです。しかも散らかっているので、どこにバグがあるのか探すのも大変です。自己流で作り続けても、整ったコードにたどり着くには長い年月がかかります。

雑誌のコードを参考にすれば、最初は意味が分からなくても、書き写すうちに整った実装の仕方が身についてきます。書き写すだけで実際に動くものが作れるので、できることがどんどん増えていきます。引き出しが増えれば、それらを組み合わせて、自分だけのアプリの発想も湧いてくるはずです。

どの雑誌がいいか

個人的なおすすめは「日経ソフトウエア」です。これまでに買った何種類かの雑誌の中で、いちばん見やすく、分かりやすく書かれていました。

ただし、自分が学びたい言語を扱っているかは、買う前によく確かめてください。学びたい言語が載っていない号を買っても意味がありません。私は仕事で使えるかもしれないと、載っているいろいろな言語に手を出していますが、初心者のうちはひとつの言語に絞って学ぶほうがいいと思います。

なるべくお金をかけずに学びたいと思うかもしれません。それでも、月に換算して1,000円もかからずに、できることの引き出しを増やし、整った実装まで学べるなら安いものだと考えています。

副業で仕事を受けるなら、特に「信用」が大切です。自己流のコードで大きなバグを出せば、信用は一瞬で失われ、次の仕事はまず来ません。会社の仕事でも同じですが、会社ならまだ信用を取り戻す機会があるだけましです。

私も趣味でフリーソフトなどを作っているので、副業を否定するつもりはありません。やるからには責任を持って、しっかりしたコードを書いていきたいものです。